臭いは気にならない?
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ここではフロアコーティングの臭いが発生する理由と種類ごとの違いについて解説しています。
なぜフロアコーティングは臭うのか?
フロアコーティングは少なからずニオイのある素材を使用するため、それが部屋に残ると気になるという方もいるようです。そもそもなぜコーティングでニオイが発生するのでしょうか。
その理由はコーティング剤を塗布しやすくするために揮発性のある溶剤で希釈するからです。シンナーなどの有機物も用いられるためコーティング剤が硬化するまでニオイが残ってしまうことがあるのです。
但しニオイがあるから有害であるとは言い切れません。最近のフロアコーティング剤はシックハウス対策が施されており、ホルムアルデヒドの安全基準を満たしていたり第三者機関の試験をパスしているものも多いからです。
とはいえ有害・無害に関わらず完全に無臭とは言えないのは確かで、ニオイが強い場合は気分が悪くなるということもあるでしょう。ニオイはコーティングの種類によっても差があるのでそこを理解しておくと良さそうです。
コーティングの種類や対策で変わるニオイの強さ
まず知っておきたいのはコーティング後のニオイは永遠には続かないということです。施工後にコーティング剤が完全に硬化してしまえばそれ以上は臭わなくなります。多少ニオイが残っても充分な換気をすれば気にならない程度に落ち着くでしょう。
ところがコーティングの種類によっては、硬化するまでに時間がかかるものがあるため、施工は終わっているのにニオイがずっと残っているということが起きます。
フロアコーティングは大きく分けるとウレタンコーティング、シリコンコーティング、ガラスコーティング、UVコーティングの4種類があります。
このうち硬化するのに最も時間がかかるのはウレタンコーティングで完全効果まで1ヶ月程度必要です。シリコンコーティングは2日程度、ガラスコーティングは1~2日で、紫外線を照射して硬化させるUVコーティングは瞬時です。
また同じ種類でも水性・油性の違いがあり、水溶性のウレタンコーティングであれば比較的ニオイは少なく環境に優しいと言われています。
以上のようにコーティングには様々な種類があり効果時間だけでなく、それぞれメリット・デメリットがありますので違いをしっかり把握しておくことが重要です。