知っておきたい!フロアコーティングの種類
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床に光沢を与えて見栄えを美しくしたり、コーティングによって汚れや傷から守ってくれたりとさまざまなメリットがあるフロアコーティングですが、種類によって特徴も違えばメリット・デメリットがあります。
フロアコーティングに失敗しないためにはそれぞれの種類を把握して、適切なものを選ぶことが重要になります。ここではフロアコーティングの種類についてまとめています。
UVコーティング
特徴
その名のとおり、紫外線を照射することによって瞬時に硬化させるフロアコーティングです。耐久年数は20年以上と長持ちし、硬度7Hと高め。施工に対して養生や乾燥の工程を必要としないので早急に施工してほしいときなどに適しています。
メリット
耐久性に優れているだけでなく、短期間での施工が可能なのでスピーディーに施工して欲しい方に向いているフロアコーティングです。
デメリット
その他種類と比較すると費用が高くなりやすい点と、光沢が強いのでマットな仕上がりを求める方にとっては不向きと言っていいでしょう。
ガラスコーティング
特徴
強いガラス塗膜を用いたフロアコーティングになります。ごく一般的な床への施工はもちろんのこと、クッションフロアなどにも施工可。耐薬品性に特化しており、酸化にも強いという特徴を持っています。耐久年数は20年以上と長く、硬度は9Hと高めです。さらにUVカット効果が加わります。
メリット
硬度が高いため傷に強いので耐久性重視の方には最適です。さらに施工後の仕上がりが本来の床とあまり変わらないので、床そのものを活かしたい方にとってメリットのあるフロアコーティングと言えます。
デメリット
ガラス塗膜を使っているということもあり、滑りやすく剥がれやすいというデメリットがあります。
シリコンコーティング
特徴
数ある種類のなかで非常にバランスのとれたフロアコーティングです。シリコン樹脂による塗膜を作って傷などから床を守ってくれます。さまざまな床材に適応できることから、フローリングを選ばないという特徴を持ちます。耐久年数は10~20年、硬度は3Hと低めです。
メリット
光沢が高く滑りにくいというメリットを持っているので、ペットや子ども、高齢者のいるご家庭におすすめです。
デメリット
汚れや傷が目立ちやすく、経年劣化しやすいため、補修が難しいというデメリットを持っています。
アクリルコーティング
特徴
水溶性のアクリル樹脂を用いて床をコーティングします。フロアコーティングと表現するよりも、一般的なワックスがけの延長と言ったほうが適切で、耐久性は低めですが、艶出し効果に長けています。
メリット
安いコストで施工でき、作業がしやすいため失敗が少ないというメリットがあります。
デメリット
耐久性が低いため、約2年ごとに塗り直しが必要になるだけでなく、劣化も早いというデメリットがあります。
ウレタンコーティング
特徴
水性ウレタンコーティングよりも塗料の価格が安いので低コストで施工できるだけでなく、作業に時間がかからないのでスピーディーな施工も可能です。ただし、ニオイがきつく発火の恐れがあるなどのリスクがあります。
メリット
低コストで施工できてスピーディーな作業が可能です。
デメリット
ニオイが強く発火する恐れがあるので、あまり人体に良いフロアコーティングとはいえません。