フロアコーティングをリフォーム時に行う際のポイントや効果について徹底解説
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リフォーム時にフロアコーティングを行なう際のポイント
人気や価格だけで選ばない
フロアコーティングを検討するとき、業者の勧めだけに従うのはNG。フローリング剤には価格や人気の差こそあるものの、それだけで選ぶのではなく機能や性能もしっかりと比較しましょう。
コーティング剤が床をダメージから守れるかどうか、またどの程度持つかをチェック。熱・摩擦・薬品にどの程度耐えられるかも確認してください。
また、表面がツルツルしているとすべりやすくなり足元が危険になります。高齢の家族や赤ちゃん、ペットがいる家庭ではすべりやすい床は危険がともなうので、適度なグリップ力が得られるかも確認しておくと安心かと思います。
さらにメンテナンスのしやすさも忘れずにチェックしておきたいポイントです。汚れが簡単に落とせる塗膜なら、毎日の掃除も楽になるでしょう。
ホコリや汚れが溜まりやすいと手入れも面倒になってしまいますので、時短もできる優秀な塗膜を選ぶことをおすすめします。
トータルコストを考えて選ぶ
フロアコーティングは、コーティング剤の価格だけで選ぼうとするとどうしても安いものに絞られてしまいます。しかし10年、20年と時間が経つにつれて塗膜は経年劣化し、再び塗り直すことになります。
塗り直しまでの期間を考えたとき、10万円の塗膜を2度塗るのと、20万円の塗膜を1度塗るのとでは同じ金額になります。さらに言えば、20万円の塗膜が長持ちすればするほど、安価な塗膜以上にお得になるとも考えられますね。
「フロアコーティングをどの程度のスパンで行なうのか?」「塗り直しに同額のお金をかけた場合、安いものと高いもののどちらがお得なのか?」といったポイントをしっかりと押さえたうえで、機能や性能にすぐれたものを選ぶと良いでしょう。
フロアコーティングで得られる効果について
フロアコーティングを行なうと、床の防水性や防塵性が高まり床の強度がアップします。適度なツヤ感が出るので見た目がきれいに見え、光を床が反射して部屋全体も明るくなります。
フロアコーティングを行なわないでいると、家具との摩擦や軽い傷によってどんどん床は傷んでしまいます。重いものや角が出ているものを床に落とすと簡単に傷がつきますし、そこから傷がさらに拡がってしまう可能性も。
床のダメージを抑えつつ、長くきれいな状態を保ってくれるものがフロアコーティングです。床がボロボロになってからでは遅いので、きれいな状態でコーティングをしなければなりませんが、一度コーティングをかけた後は7年~20年程度は持つので、その間のメンテナンスはほとんど必要ありません。
家族が一日に何度も往来する廊下やリビングルームは、まずコーティングをかけておきたい場所です。階段のおどり場やキッチンなど、家族が行き来する場所があれば部分的に施工することも可能です。
リフォーム時のフロアコーティング施工事例
オリジナルのUVコーティング剤で家族みんなが安心
入居済戸建てへの施工事例では、株式会社グッドライフが独自に手掛けているコーティング剤「グッドライフコート 光」を床一面に使用。
グッドライフコート光は、紫外線照射によって塗膜を形成するUVコーティング剤です。塩素系の薬品にも耐性があるためキッチンにも適用可能で、工事の前後で輝きが一目瞭然。高光沢のコーティングによって窓枠まできれいに映り、室内灯も美しく反射できるようになり部屋が明るくなりました。
アルコールや除光液などの使用も可能なので、常に清潔な部屋が保てます。すべり止め効果も高いので小さなお子さんやペットがいる場合でも安心です。
ワックスフリーの床材にペット用のコーティング剤を使用
株式会社グッドライフが流山市初石の住宅に犬専用のフロアコーティングを実施した例では、ワックスフリーの床材を使ったフロアに犬と暮らすため、床材が水に弱いという性質を考慮。床の耐久性を高めながら防水性も実現するコーティング剤「ワンLOVEコート」を採用しました。
ワンLOVEコーティングは犬の唾液や尿が付着しても簡単に水拭きができ、中性洗剤やシンナーの使用も可能。しつこい汚れが床に残らず衛生的です。耐水性が高いため、スチームモップでの手入れにも対応しています。
すべりにくく犬が爪を立てても安心のコーティングを施したことで適度なグリップ力が備わり、人も犬も歩きやすく安全な床へと生まれ変わりました。
フロアコーティング会社を選ぶ際のコツとは?
コーティングを得意としている
フロアコーティング会社を選ぶ際には、コーティングにどの程度特化しているかがポイント。ユーザーの需要を押さえたコーティング方法を実施しているか、扱っているコーティング剤の数や会社ならではの強みなどをチェックしてください。
施工実績が豊富
ホームページに掲載されている施工実績も、それぞれの会社の力量を判断するうえで参考になります。地元密着型の会社なのか、日本全国どこでも手掛けているのかなど、会社の規模や手掛けた物件の種類、施工場所も見ておくと良いでしょう。
まとめ
フロアコーティングは、コーティング剤を硬化させるために時間がかかるイメージがありますが、入居済の住宅でもUVにコーティング剤を使えば即日で家具を移動させ、元の生活に戻ることができます。
コーティング剤には用途や目的に応じてさまざまな種類が揃っており、会社がオリジナルで提供している製品もあります。安さや人気だけで施工を決めるのではなく、じっくりと話し合って説明を聞くことが大切です。