フロアコーティングの必要性について考える
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フロアコーティングの必要性とは?
床を摩擦や傷からガードする
フロアコーティングは、その名のとおり床を塗膜によって覆う方法です。家具との摩擦や物を落としたときの衝撃などで床は簡単に傷ついてしまいますが、傷を放置していると穴やくぼみが拡がり、ケガや事故につながる可能性も。
コーティングを施しておけば、ダメージを塗膜が防いでくれるので床材を長持ちさせることができます。コーティング剤にはガラスやUVのように耐久性の高いもの、アクリルとシリコンを混ぜて作られるものなどがあるので、床材の種類や予算に応じて最適な塗膜を選びましょう。
見た目が新しくなる
床にコーティングを施すと、見た目にツヤ感が出て美しい仕上がりに。光を適度に反射して、部屋全体を明るく見せる効果も期待できます。
汚れやすいフローリングのすき間も、フロアコーティングによって覆うことで掃除がしやすくなり衛生的。見た目だけではなく、床全体をきれいに保てる効果もあります。
部分的な施工も可能
フロアコーティングは一部屋、または部分的な施工が可能。家族が集まるリビングルームや往来の多い廊下など、必要性の高い場所から順番にコーティングを施していくこともできますね。
大掛かりに工事を行なう必要がないので、予算と相談をして施工を行なう場所を決めることもでき経済的です。
フロアコーティングにはどんな種類がある?
ガラスコーティング
ガラスでできたコーティング剤を使用するが、ツヤ感は強くなく上品な仕上がりが期待できる。コーティング剤のなかで耐久性がもっとも高いため、ペットが複数いる家庭や、家族の人数が多い家にも向いている。ガラスコーティングに対応している業者の数が少ないことと、価格が高めであることに注意。
UVコーティング
硬化時間が非常に短時間であることから、完成までに時間をかけたくない場合に向いている。光沢感が長持ちするので、美しい見た目を維持したい場合にも。耐久性が高く、耐摩擦性・耐熱性の両方にすぐれている。すべり止めの機能もついているので、ペットや高齢者でも安心。価格が高めであることが少々ネック。
ウレタンコーティング
ガラスやUVに比べて安価なので、コストをかけたくないという場合におすすめ。床に適度な厚みが出るので、摩擦に強く耐久性にもすぐれている。表面は水拭きで汚れが取れるので手入れが簡単。ただし薬品には弱く、水拭き以外の掃除には適さない。
シリコンコーティング
安価に施工ができるコーティング方法の一つ。アクリル樹脂にシリコン樹脂を混ぜて作られているので、両方のメリットが得られる。硬化に時間がかかるものの完成後の耐久年数は長く、きれいな状態が長持ちする。表面にはツヤ感が出すぎないので、見た目に違和感がない。ただし職人の技術力によって仕上がりが左右される場合も。
種類別に料金相場をご紹介
ガラスコーティング
耐久性が高いコーティング方法である反面、30平方メートル程度で20万円以上が相場となっており高額。ただし保証年数も長めに設定されている。
UVコーティング
ガラスコーティングに耐久年数や強度は多少劣るものの、30平方メートルの広さで15万円前後が相場となる。ガラスコーティングよりコストを抑えたい方におすすめ。
ウレタンコーティング
30平方メートルで7万円~10万円前後が相場となる。安価に施工できる反面、耐久年数が長くないので長持ちするかどうかに不安が残る。耐久年数を考えると、ほかのコーティングのほうが安く済む可能性も。
シリコンコーティング
30平方メートルで15万円前後が相場。安価というわけではないがアクリル樹脂とシリコン樹脂の良いところが備わっており長持ちする。
実際にフロアコーティングを行なった方の口コミ
- 自宅のフローリングはワックスをかけてきれいにしていたので、コーティングをしたのは今回が初めてでした。リビングルームを中心にUVコーティングをしたのですが、固まるまでが早かったのですぐに生活できるようになりました。これでしばらく床の心配をしなくてよくなったので安心しています。
- 知人からの紹介でフロアコーティングを検討、依頼することになりました。1階の書斎と2階の仕事部屋をコーティングしたのですが、ピカピカに仕上がり床全体の強度がアップしたのを実感。やってよかったと心から思いました。
- フロアコーティングにはお金のかかるイメージしかなかったのですが、安いものもあると知って、ウレタンコーティングを選びました。ほどよいツヤが出てくれて見た目が若返ったような感じになり、部屋が明るくなりました。
まとめ
フロアコーティングは、塗膜の種類を耐久性や手入れのしやすさから選べるほか、部分的な工事も可能。高額なイメージがあるかもしれませんが、意外に経済的な方法であることが分かります。
実際にフロアコーティングを行なった方の口コミを見ても、コーティングをする前とした後では安心感が変わるという意見が多くみられました。また、一見相場が高めのコーティング剤でも耐久年数によってはお得になる場合があることにも注目したいところ。
ただし、業者によってはすべての種類のコーティング剤を揃えていない場合がありますので、いくつかの業者を比較して選ぶようにすると良いでしょう。