フロアコーティングのメリットについて徹底解説!
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フロアコーティングのメリットとは?
きれいな状態が長持ち
一番のメリットは床をきれいに保てること。床材の表面をコーティング剤で保護することで、傷や汚れを防ぎます。表面が傷ついてしまっても、塗膜が厚いので床材のダメージを防ぎます。
フローリングの床はワックス掛けでお手入れするのが主流でしたが、今は、ワックスに硬度がないことや、半年程度で塗り替えが必要になることからコーティングを選ぶ方が増えています。
床の傷みがひどくなると、フローリングそのものを張り替えなければなりません。フロアコーティングは1回の施工金額としてはワックスよりも高額ですが、長期的に見るとワックスよりも遥かにトータルコストはお得なのです。
家族が安心して使える
フロアコーティングを施しておけば、家具の移動や模様替えの時も安心。さらに床が汚れを吸収しないので掃除しやすく、いつも清潔な状態が保てます。
ペットが床を歩くときも、フロアコーティングを施しておけば爪を立てても床が傷つきません。赤ちゃんがハイハイをして歩いても床に傷がついていないのでケガをする心配がなく、ご家族が車椅子や杖を使うときも安心ですね。
床にものを落として割れてしまっても、コーティングをしておけば破損のおそれがありません。ペットや赤ちゃんの粗相、食べこぼしや飲みこぼしもすぐに掃除できるので、家族みんなが安心して使えますね。
価格が選べる
フロアコーティングに使われる素材には、UV・ウレタン・樹脂・ガラスなどいくつかの種類があります。どれも床の耐久性を上げてくれますが、価格を重視するなら安価なウレタンがおすすめ。硬度を求める場合はガラスコーティングが良いでしょう。
素材によって硬度・価格・肌触りなどが異なり、剥がれやすさや床の光沢感にも差がつくため、予算やニーズ合わせた素材選びを。
種類別フロアコーティングの特徴とその効果について
ガラスコーティング
耐久性の高いガラス塗膜を使ったコーティングです。耐久年数は20年以上、耐薬品性にもすぐれており、酸化による劣化も予防できます。クッションフロアにも施工できるので、部屋の耐久性を上げたい場合におすすめ。
UVフロアコーティング
ガラスコーティングの次に耐久性が高いコーティング方法です。紫外線を照射して瞬時に硬化させるため、乾燥にかかる期間が発生せず効率的。耐摩擦性や耐薬品性にもすぐれています。
シリコンフロアコーティング
シリコン樹脂性の塗膜を塗る方法で、ひび割れに強く価格も安いため人気があります。耐久年数は10年から20年程度となりますが、すべり止め効果にすぐれているので赤ちゃんや高齢のご家族がいる家庭に向いています。
ウレタンコーティング
もっとも低価格でできるコーティング施工です。耐久年数は3年から10年程度、硬度はガラスコーティングの3分の1程度ですが、低価格で施工できるのが大きな特徴。
ウレタンコーティングには水性と油性があり、適度なツヤ感と厚みを床にもたせることができます。耐摩擦性にもすぐれているので、きれいな仕上がりと実用性を兼ね備えています。
ワックスコーティング
ワックスを使ったコーティング方法で、床に光沢を出し美しく仕上げます。水溶性のアクリル樹脂を使って床を覆うので、耐久性は10年程度となりますが安価なのが魅力的。
2年ほどで塗り直さなければなりませんが、1回あたりの施工が安価にできます。定期的なメンテナンスで美しさも維持できます。
フロアコーティングの必要性と費用相場
住宅を支える床は、家族全員の安心のためにも常にきれいな状態を維持しておきたいところ。フローリングの床は摩擦や衝撃によって剥がれやすい特性があり、使い続けるほど剥がれが起きて、表面にえぐれや溝、剥がれが発生します。
このような床を放置していると、ケガや事故にも繋がってしまいます。かといってフローリングをすべて剥がして施工し直すにはお金がかかってしまうので、フロアコーティングが推奨されているのです。
フロアコーティングを行なうと、施工費用を抑えながらも床の強度を上げることができます。特にキャスター付きの椅子を使う方や、ペットが床を走り回るような家ではフロアコーティングを行っておけば後々の安心にも繋がるでしょう。
床にツヤ感を出し、掃除もしやすくなるため、常に衛生的で見た目も美しい状態がキープできます。フローリングを張り直すよりもコストパフォーマンスにすぐれているので、住宅のメンテナンス代を抑えたい方にもおすすめです。
まとめ
フロアコーティングは素材によって床に与える強度や仕上がりが異なるものの、剥がれやすいフローリング床をきれいなまま保つことができます。
家族の人数が多い場合や、ペットを何匹も飼っている家では特に床に気を遣うものですが、コーティングを施しておけば安心して歩き回ることができます。
フローリングを手入れする場合、定期的なワックスがけや椅子による摩擦の防止、ペットに直接フローリングの上を歩かせないなどといった工夫が必要。しかしフロアコーティングをしておけば床を直接歩くこともできるようになるので手間がかかりません。
汚れや傷が気になる前に、フロアコーティングを検討してみてはいかがでしょうか。