フロアコーティングのデメリットについて徹底解説!
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フロアコーティングのデメリットとは?
費用の問題
フロアコーティングのデメリットの一つが、施工にかかる費用の問題です。コーティング剤の種類や施工面積にもよりますが、予算を上回らないかどうかが気になるところです。
あまりにも費用が高すぎると検討しづらいですし、業者によっては高い見積もり代金を提示してくる場合もあります。
フロアコーティングの相場を知っていればトラブルにはなりませんが、高いお金を出したのに後から施工ミスが出てくるような場合は困ってしまいますね。
フロアコーティングは安価なコーティング剤なら数万円程度から始められますが、10万円を超えてくるとどうしても予算と相談というかたちになってしまいます。
どの程度の効果が期待できるのか、業者とよく相談のうえで決める必要があるでしょう。
仕上がりの差
フロアコーティングは、誠実で腕の良い業者に施工してもらえば、必ず満足のいく仕上がりになります。しかし、経験不足の業者や安いコーティング剤を使った場合、仕上がりに大きな差がつく可能性も。
仕上がりの差が生まれる原因は、施工スタッフの技術不足やコーティング剤と床の相性、室内の気温などが関わっています。
施工スタッフの技術力が不足していると、床に塗るコーティング剤の量が場所によって変わったり、モップの動かし方に問題が出たりして、「塗りムラ」につながるおそれも。
また、フローリングについているワックスや剥離用の薬品が取り除ききれていないと密着不良となり、塗膜がちょっとした衝撃で剥がれてしまう可能性も。このようなミスを防ぐためには、信頼のできる業者に依頼することが大切です。
経年劣化によるトラブル
フロアコーティングを施工した直後はまだやり直しがききますが、何年も経ってから不具合が表れてくるケースも少なくありません。
経年劣化によるトラブルとしては、「白化」や「黄変」が多くみられます。これらはフローリング材や床との兼ね合いによって起こる問題とされ、原因が分かりにくい問題としても知られています。
フローリング剤と床が密着不良を起こしていると、施工からしばらく経って不具合が表れることも。経年劣化の問題はコーティング剤や施工方法などによって変わるので、業者とよく話し合い保証対象の範囲もチェックしておきましょう。
不安要素を減らしてフロアコーティングを行なうコツ
業者の情報を集める
業者を選ぶ際、必ず対面で話し合って相手の誠実度や会社としての姿勢をチェックしましょう。その地域でどれほど実績があるのか聞くのも良いですね。
業者のホームページを見ておいて、どんな施工に強いのか確認しておくことも大切。なかにはコーティングに強くない業者もありますので、満足のいく仕上がりを期待するなら業者の情報をしっかりと集めておきましょう。
料金の見積もりをとる
無料で見積もりがとれるようであれば、遠慮なくとっておくことをおすすめします。フロアコーティングは、規模やコーティング剤の質にもよりますが、10万円以上かかるケースもあり決して安い買い物ではありません。
まず見積もりをとってもらい、その後複数の業者に同じようにして見積もりをとって比較しましょう。見積もりに際し、部分ごとに料金の説明を加えて丁寧に解説をしてくれる業者は、施工時にも丁寧な作業が期待できます。
もちろん予算との兼ね合いもありますので、施工前には詳細に見積もりを出してもらい、比較検討をするようにしてみてください。
優良な業者を見つけるためには?
仕上がりにムラやミスのない優良業者を探すためには、はじめから1社だけに決めずにいくつかの業者を比較しましょう。
直接話をして相手の誠実さを見極めることはもちろん、事前にホームページをチェックし、フロアコーティングについてどの程度強みをもっているか確かめるのも一つの方法。
ホームページにフロアコーティングの施工例が写真つきで掲載されていれば、その施工に強い会社だということがわかりますし、フロアコーティングの専用ページがあればさらに理想的です。
住宅のリフォームを行なう会社は、すべてがフロアコーティングに強いわけではありません。会社によって得意とする分野は異なるので、その点を踏まえて依頼を行なうことが後悔しないためのポイントとなります。
また、万が一ミスが発生した場合の保証内容も確認しておきましょう。保証がまったくついていない業者と、アフターフォローのついている業者では安心感が違います。
業者によって保証対象の範囲が変わる場合もありますので、どこまで無償対応に応じてもらえるか確認しておくと良いでしょう。
まとめ
フロアコーティングは直接床を張り替えるわけではなく、床を強化する工事になります。そのため、塗りムラや剥がれ落ちがあると床を強化したことにならず、やり直しをしなくてはなりません。
満足のいくフロアコーティングを成功させるためには信頼のできる業者に依頼する必要がありますが、コーティング剤によっては施工から数年後で劣化が始まるものもありますので、必ずしも経年劣化が業者のせいというわけではありません。
劣化の問題については事前によく話し合い、フロアコーティングを行なった後のメンテナンス時期の見通しも立てておくと安心です。