フロアコーティングの費用相場はどれくらい?
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フロアコーティングの相場は施工内容により異なります。具体的に、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。気になる人に向けて、種類別にフロアコーティングの相場を紹介します。併せて、費用を抑える方法も解説します。
種類別のフロアコーティング費用相場をチェック
フロアコーティングの費用は施工業者により異なります。しかし、相場がないわけではありません。種類別の相場は次の通りです。
アクリル系コーティング
アクリル系コーティングの特徴はまとまった費用を必要としないこと。ただし、耐久性は高くありません。手軽にフロアコーティングを行ないたい人などにオススメです。費用の相場と耐久年数の目安は次の通りです。
相場(30m2) | 相場(m2あたり) | 耐久年数 | |
---|---|---|---|
アクリル系コーティング | 3万円~4万円 | 1,000円~1,300円程度 | 2年 |
1年あたりの費用は15,000円~20,000円です。短期間で再施工が必要なので、長い目で見ると割安とは言い切れません。
ウレタンコーティング
ウレタンコーティングの魅力は、1回あたりの費用を抑えられることと擦り傷や摩擦などに強いこと。反対に、アルコールや除光液など、日常生活で使用する薬品に弱い点には注意が必要です。耐久性はそれほど高くありません。低コストで施工できるので、新築後数年間だけもてばよいと考えている人などに最適といえるでしょう。費用の相場などは次の通りです。
相場(30m2) | 相場(m2あたり) | 耐久年数 | |
---|---|---|---|
ウレタンコーティング | 7万円~8万円 | 2,300円~2,700円程度 | 3年~5年 |
一般的な耐久性は3~5年ですが、腕の良い業者が施工すれば10年程度持つこともあります。1年あたりの費用は耐久年数が3年の場合で23,000円~26,700円、耐久年数が5年の場合で14,000円~16,000円です。
ガラスコーティング
進化した技術を用いたフロアコーティングです。塗膜が薄く硬度が高いガラス膜でフロアをコーティングします。最大の特徴は、傷がつきにくいこと。クッションフロアなどに施行できる点も魅力です。注意点は、他の種類に比べてまとまった費用がかかること。耐久性は高いといわれています。フローリングを傷つけたくない人やメンテナンスに手間をかけたくない人などにオススメです。相場などは次の通りです。
相場(30m2) | 相場(m2あたり) | 耐久年数 | |
---|---|---|---|
ガラスコーティング | 15万円~20万円 | 5,000円~6,700円程度 | 20年 |
1年あたりの費用は、7,500円~10,000円です。まとまった費用を必要としますが、長い目で見るとお得になる可能性があります。
シリコンコーティング
シリコン樹脂を用いたフロアコーティングです。撥水性の高さと滑りにくさが魅力です。デメリットは、他の種類に比べて補修しづらいことです。耐久性はまずまず高いと評価されています。以上の特徴からコストパフォーマンスを重視したい人やペットを飼っている人にオススメできます。相場などは次の通りです。
相場(30m2) | 相場(m2あたり) | 耐久年数 | |
---|---|---|---|
シリコンコーティング | 15万円前後 | 5,000円程度 | 5年~15年 |
1年あたりの費用は耐久年数が5年の場合で30,000円、耐久年数が15年の場合で10,000円です。
UVコーティング
紫外線を照射すると硬化する樹脂を用いてコーティングするフロアコーティングです。特徴は、耐久性と保護性能が高いこと。短期間で施工できる点も魅力です。注意点は、施工に高い技術力を要すること。まとまった費用がかかる点も気を付けたいポイントです。長期間済むことになる新築住宅にオススメできます。費用の相場などは次の通りです。
相場(30m2) | 相場(m2あたり) | 耐久年数 | |
---|---|---|---|
UVコーティング | 20万円前後 | 6,700円程度 | 15年~30年 |
1年あたりの費用は、耐久年数が15年の場合は13,300円、耐久年数が30年の場合は6,700円です。長い目で見るとお得なフロアコーティングといえるでしょう。
費用をなるべく抑えるコツ
フロアコーティングの費用は1回あたりの費用と1年あたりの費用で考えることができます。耐久年数の長いフロアコーティングは、1回あたりの費用は高くても1年あたりの費用は安くなる傾向があります。床材を守りたい期間に応じてフロアコーティングの種類を選べば、無駄な費用を削れます。
業者選びも重要なポイントです。紹介した耐用年数はあくまでも想定なので、施工品質などによってはこれより短くなること、長くなることがあります。想定よりも長く持てば1年あたりの費用は安くなります。フロアコーティングを依頼する業者は、できるだけ実績があるところを選びましょう。