【2019年最新版】フロアコーティングおすすめ業者紹介

F☆☆☆☆（エフフォースター）って何？

フロアコーティングの説明で見かけることの多いF☆☆☆☆（エフフォースター）はホルムアルデヒド等級の最上位規格を示すマークで、シックハウス症候群の原因物質と言われているホルムアルデヒドの放散量が最も少ない建材であることを示しています。

ホルムアルデヒドを発散する可能性のある建材は基本的に4つの区分があり、第1種のホルムアルデヒドを最も多く発する発散速度120μg/m²h以上の建材は使用禁止となっているため記号表示もありません。

第2種と第3種ホルムアルデヒド発散建築材料はそれぞれF☆☆、F☆☆☆のマークがありどちらも使用面積に制限があります。2003年の改正建築基準法でホルムアルデヒドを含む建材は使用する面積が制限され機械換気の設置が義務付けられたのです。

F☆☆☆☆ランクになるとホルムアルデヒドの発散は5μg/m²h以下と非常に少ないため建築基準法により使用面積が制限されることはありません。F☆☆☆☆の審査基準は厳しく公的に認定を受けた工場で作られたものにしか与えられません。

フロアコーティング導入による健康被害を防ぐためには安全基準としてF☆☆☆☆マークの有無の確認が重要になるということです。

ホルムアルデヒドとはどういう物質なのか

ホルムアルデヒドが有害物質であることはなんとなくわかる人は多いと思いますが、具体的にどういう物質で身体にどのような影響を与えるか知る人は少ないでしょう。

ホルムアルデヒドとは揮発性のある無色の可燃性の気体で刺激臭があります。水やアルコールに溶けやすく合成樹脂原料として接着剤や塗料など使われます。

人間の粘膜を刺激するため目がチカチカしたり充血して涙が出る、鼻水・鼻詰まり、頭痛やめまいといった症状が出ます。また大量に吸い込むとアレルギーや中毒を起こし、吐き気や手足のしびれを感じることもあります。

住宅建材に使用されると住人は常にホルムアルデヒドを吸い込む状態になるのでシックハウス症候群の原因となるのです。

そもそもISOって何？

ISOとは国際標準化機構（International Organization for Standardization）のことで各国の国家標準化団体で構成されるNGOです。国際的な取引をスムーズにするための基準となるISO規格を制定しています。

ISO9001は品質管理に関する規格になりますが、他にも環境保護のISO14001、情報セキュリティのISO27001など様々な種類のISO規格があります。

ISO9001の審査内容

フロアコーティング会社の中にはISO9001を取得して自社の品質の高さをアピールしているところもあります。

そこでISO9001を取得するためにどのような点を審査されるのかを中心に紹介し、内容を明らかにしていきましょう。審査員が注目するのは主に以下のような点です。

• 品質方針・品質目標が定められているか
• 品質マネジメントシステムのマニュアルは作成しているか
• 顧客満足度向上のために何をしているか
• 品質に関する運営管理の見直しを行っているか
• 業務の計画・運用・管理手順が明確になっているか
• 組織全体の責任と権限は明確か

これらをチェックされ審査に合格して初めて国際規格であるISO9001を取得することができるのです。

ISO9001を取得している会社の特徴

ISO9001規格は国際的な第三者機関から品質管理システムの構築がしっかりされている会社というお墨付きをもらうようなものです。したがって会社としての信用度が高まり、仕事がしやすくなったり社員のモチベーションも向上します。

顧客側の視点で考えるとマニュアルや教育体制がしっかりしているので、フロアコーティング会社なら担当者の技術力が高く、コーティングの仕上がりがよいと判断できます。また安全・安心を最優先にした施工も期待できるでしょう。

その他、審査基準の中に顧客満足度向上を考えた体制作りがありますので、利益よりもユーザーを重視したサービスやサポートにより、安心して依頼できるでしょう。

建設業許可証の意味

建設業者が建設工事の完成を請け負う営業をするためには建設業法第3条に基づき建設業の許可を受けなければなりません。ただしフロアコーティング業者のように軽微な工事のみを請け負う場合には建設業許可を受けなくても問題ありません。

建設業許可証明書とは建設業許可を受けていることを第三者に対して証明するための書類のことです。必ずしも取らなくてよい建設業許可を取得するのは業務を行う上で様々なメリットがあるからです。

フロアコーティング業でのメリット

建設業の許可を取得する最大のメリットは社会的信用が向上することです。国から許可を得るためには最低限の要件をクリアしなければいけません。つまり建設業許可を取得している会社は一定レベル以上であることが明らかだというわけです。

金融機関からの借り入れもしやすくなりますし発注者も安心して工事を任せられますから大きな仕事を受注できる可能性が高くなります。建設業の許可はフロアコーティング業においてもプラスになります。

品質が良いことやずさんな施工を行わないことの証明になるからです。ただし国が定めている要件をクリアするのは簡単ではないためフロアコーティング業で許可を取得している会社はまだ多くはありません。

建設業許可取得のための要件とは

建設業許可を取得するためには以下の5つの要件をクリアする必要があります。

1. 経営業務の管理責任者を有すること
2. 営業所ごとに置く専任技術者を有すること
3. 誠実性を有すること
4. 財産的基礎または金銭的信用を有すること
5. 欠格要件に該当しないこと

これらの項目を読むだけでも許可を取得するのは容易ではないことがわかりますが、経営業務管理責任者は5年以上の経験が必要、専任技術者についても10年以上の実務経験が求められるなど申請すれば通るというものではありません。

財務体質も含め会社組織がしっかりしていることは大前提で、申請には建設業法に沿った膨大な書類を作成し適正な工事を請負、施工していなければなりません。

こんなフロアコーティング業者には要注意！

フロアコーティングでトラブルになる原因として考えられることに業者と依頼者の施工内容についての考えの相違があります。

それは単に情報共有が不足していたということが理由というだけでなく、中には悪徳業者に騙されるといったケースも見られます。そこで注意すべき業者の特徴についてまとめました。

施工後に考えていた以上の高額料金が請求される

見積をとって金額を確かめて依頼したつもりなのに、実際は見積書に記載されていない作業項目があり、その分の工費が非常に高額というパターンです。悪徳業者とまでいかなくても、見積と請求金額が異なることはよくあります。どんな細かいことでも、金額に関わることは書面で残しておかないとトラブルの原因になります。

頼んだ工事以外のことを無理やり行って金額上乗せ

典型的な悪徳業者の手口です。フロアコーティングをお願いしたのに、水周りのコーティングもやっておきますと言われ、押し切られるかたちで法外な金額を請求されるパターンです。優良業者は施工前に作業内容の説明をしますので、いきなり始めるようであればその前に毅然とした態度でどんな内容になるか確認しておきましょう。

価格の安さだけで業者を選ぶと耐久性に問題あり

価格はフロアコーティングを依頼する際に重要な要素ですが、安さだけを重視して業者を選ぶと仕上りが悪く耐久性に問題を生じるケースがあります。これは低価格にするため質の悪いコーティング剤を使用しているからで、異物などが混入していると輝きや光沢も損なわれ、短期間で浮いたり剥がれてしまうといったことが起きます。

フロアコーティング業者の施工技術不足

価格が異常に安かったり自社施工でないフロアコーティング業者を選ぶと、経験の浅い職人やアルバイトを使っていたりするので施工技術が不足していてトラブルになることがあります。フロアコーティングには高度な技術が必要になりますので、熟練スタッフが施工しないと仕上りや見た目が悪かったり、耐久性に問題が生じます。

フロアコーティングのトラブル事例（30代主婦　Aさん）

フロアコーティングは初めてで知識もなかったため業者の言うなりで、ちょっと高くてもどうせならと思い、UVコーティングを依頼しました。自分では傷が付かないように注意したつもりでペットも飼わずに大切にしていました。

ところが20年保証が付いているのに10年もしないうちからコーティングが剥がれてきて目立つようになりました。保証期間内なので対応してくれるかもですが、私の業者選びが悪かったのかと後悔しています。

防カビコーティングとはどんなもの？

防カビコーティングとはカビの繁殖を防止する目的で浴室やキッチン、押し入れなどに施すコーティングのことを言います。コーティングによって抗菌皮膜が作られるのでカビの成長を抑えることができるのです。

住居には約280種類ものカビ菌がいると言われますが、掃除をして表面上のカビを除去できたとしても根となる菌糸まで取り除くことは困難です。放っておくとどんどん繁殖し、美観を損なうだけでなくアレルギーや感染症の原因にもなります。

防カビコーティングはシリコンと混合した防カビ剤を塗布・浸透させることでこうしたカビ菌を死滅させ内面からカビが根付くのを抑えます。また長期間効果が持続するので水まわりなどの掃除が楽になります。

効果を発揮するのは気密性の高くカビが発生しやすいマンションや湿気が上がってくる一戸建ての一階部分と言われており、特に新築時のマンションはコンクリートに多く水分を含むため施工しておくことをオススメします。

知っておきたい防汚コーティング

防汚コーティングはフッ素樹脂でコーティングすることで汚れを付きにくくするコーティングのことでフッ素コーティングとも呼ばれます。特に水垢などが付きやすいシンクや蛇口などに施すと素材本来の輝きを維持することができます。

水垢汚れは一度付いてしまうと除去するのが非常に難しく、無理に落とそうとすると素材を痛めたり場合によってはさらに汚れが悪化することもあります。平らに見えていても目には見えない凹凸があり汚れが入りこんでしまうのです。

フッ素樹脂は0.2ミクロンレベル（0.002ミリ）の超微粒高分子でこうした凹凸に入り込み汚れの浸透を未然に防ぎ素材を守るだけでなく、付着した汚れを落としやすくする効果があるので毎日の掃除や手入れが楽になります。

皮膚が敏感で強力な洗剤の使用を避けたい人や、湯あか・水あかが付きやすい水まわりの掃除の手間をできるだけ無くしたいと考えている人には防汚コーティングをオススメします。

フロアコーティングはDIYできるの？

DIYでフロアコーティングをやることは可能です。しかし注意点もたくさんあり、プロと同じようにきれいな仕上りになるかどうかは別問題。耐久性も期待できず、やるからにはすべて自己責任です。

フロアコーティングを行うための道具はホームセンターやネットショップでも販売されているので手に入れることは難しくありません。最近は家の中のことすべてをDIYでというくらいブームで自分でフロアコーティングをやる人もいます。

ただし素人にできることには限界もあります。ワックスの剥離作業は未経験ではできませんし、下地処理が未熟だと密着度が低くなり剥がれやすくなります。キレイに仕上げたい場合は専門業者に依頼した方が確実です。

必要となる道具を揃える

• フラットモップ
  フロアコーティング専用のモップで、掃除用に売られているモップではないので注意してください。ホームセンターでも手に入るはずです。
• 養生テープ
  通常のマスキングテープを使用します。キズを防止するというより壁やドアなどコーティング剤を付着させない部分に使用します。
• コーティング剤
  ウレタンコーティングとガラスコーティングがありますがホームセンターに行くとDIY向けのコーティング剤が販売されています。

フロアコーティングの作業手順

1. 床の掃除
   最初に掃除機で床のホコリを取り除き、その後に中性洗剤を使って油汚れなどをきれいに拭き取ります。
2. 水拭き
   掃除の仕上げとして床全体を水拭きします。ちょっとのホコリも逃さないつもりで丁寧に行ってください。
3. 養生
   コーティング剤が付いてしまいそうなドアや壁など気になる部分を養生テープでマスキングします。床の掃除をする前に養生しても構いません。
4. コーティング剤を塗布
   専用モップを使用して丁寧にコーティング剤を塗り拡げていきます。少量を伸ばしていく感覚で行うのがコツです。
5. 乾燥
   塗り終わったら完全に乾燥するまで待ちます。コーティング剤によって乾燥時間は変わりますが1日程度かかることは覚悟しましょう。